雀鬼の新刊。
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ウチの近所の環八通りは、
基地に行く途中の軍用車とかよく通るんですが、
戦車がドカンと一台、トラックで運ばれていくところは
海外ではよく見かけたが、
国内では初めて見ました。かなりデカいです。
純粋に、「破壊」のための車両。
ミサイルが飛んでくるだの言ってるこの頃だから、
目についたのかもしれない。
WBCの野球選手が頼もしく見える気持ちと、
どこか重なるところがあって、
こりゃ近所のおじさんおばさんが
「日本万歳」ってなるのは、
ものすごく簡単なことだなと、
リアルに感じました。
戦争になったら、
こういう戦車がウチを砲撃したり、
踏みつぶしていくことになるのか。
生々しく想像してしまった。
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録音作業が終盤にさしかかってくると、
これまで録った音の上から、他の楽器を重ねる、
「ダビング」作業に入ってきます。
歌とギターが録れていたら
その上から太鼓を重ねてみましょうとか、
コーラスを2本重ねようとか、
そういう作業です。
そこにすでに録れている音に
重ねるということは、
その録れている音は
もう不変なわけで、
重ねる人がその「録れている不変な音」
に波長を合わせていく。
わざとずらすとか、そういうことも含めて
波長を合わせると言っているのだけど、
そのことを心理学では「チューニング」という。
一緒に歩いている人と、歩く速さが合ってきたり、
会話している相手と手の動きがシンクロしたり、
ほとんどの場合、人間は無意識で他人にチューニングして
日々暮らしている。
赤ちゃんが親の表情をまねする、
僕はあなたの仲間で、敵じゃないよ、
という本能から来るチューニングもある。
それで最近は、
犬にチューニングしてみたりする。
7割くらいの犬と
かなりコミュニケーションがとれるようになってきました。
しゃがんで目線の高さをそろえ、
目を合わせず、
手で触ろうとせず、
股間の匂いを嗅ぎに来たらそのままにさせる。
耳と鼻、つまり聴覚と嗅覚で感じ合う。
たぶん、犬に接する機会が多いひとは
もっと深く分かり合う方法を知ってると思う。
自分がチューニングしていく相手、それがダビングでいう
「犬=録れている音」ということで、
そこに相手に対する尊敬がないと、
うまくいかない。
歌とか太鼓など、
他人を尊敬するならまだしも、
自分の演奏したギターなど聞くと、
「惜しい、もっとできる」などと、
思いがちだけども、
いったんそれを認めて受け入れ、
尊敬する気持ちでないと、
ダビングというものはドツボにはまっていく気がする。
尊敬=Respectという言葉は、
「相手の良いところも悪いところも、しっかり見る」(オシム監督)
ということで、
崇める、という意味じゃない。
オシムは「対戦する敵チームを尊敬しろ」という話で
そういうことを書いていた。
自分の作った曲や演奏を「たいしたことないなー、もう。」とか、
思いながらダビングするのって、すごく簡単に人間はそうなる。
そんなときはたいてい、余計な音を足してる。
「たいしたことないなー、もう。」って、
その重ねた音が言っている。
でもそれって、サッカーで言ったら
「相手チームはたいしたことないだろうなー、楽勝」とタカをくくって
試合に臨むのと同じこと。
等身大の自分にチューニングしていき、
足すべき物だけを冷静に足す。これダビングで大事と思う。
さらにいうと、
ギターとか、曲とか、歌とか、日本人であること、とか。
「なんで外人みたいに足が長くないんだろう、もう。」
ていう音楽はやめにして、自分を尊敬=ちゃんと見ろ、と
言い聞かせながらやってます。
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(前回からつづき)
歯磨き粉をやめ、
洗顔料をやめ、
さいごにたどりついたのが
シャンプー。
じつはぼく中学生くらいから
フケがよく出るようになりました。
もう「頭皮がめくれる」かんじの
大きいヤツです。
こういうとき、現代人は
「もっとよく洗え!」
となるんですが、
一日に何回も洗えば洗うほど、
洗った直後から頭皮がめくれ始める。
ナチュラル、オーガニック、薬用、
というシャンプーもかなり試したがダメ。
そうすると今度は
食生活、とか
早寝早起き、とか、
よく言われるんですが、
まるで修行僧のような
規則正しい生活パターンにかえても、
まったく僕の頭皮はあいかわらず
静かにおおきなフケを出し続ける。
その間もシャンプーは毎日です。
だから結局「頭皮が弱い人」ということで、
この20年暮らして来たわけです。
で、
ええい、やったれ!
と、思い切って
シャンプーをやめてみることにしました。
やめると言っても、シャワーの水で
毎日洗って汗は落とします。
なんとなく、
一度おおきな「カユい」ピークを通って
その後健康になるんじゃないか、
という予想はしてました。
これまでの歯磨き粉と洗顔料の実験から。
ところが。
2、3日できれいにフケは出なくなり、
赤かった頭皮は白くてなんだかプリプリしている、
そう、小学生のときは、たしかこんな感じだった、
という、
驚きの早さで20年の苦しみから、
頭皮はみごと解放されたのでした。
これには一人しみじみ感動した。
俺はいったいこの32年の人生で、
シャンプーという害物を頭に塗りこんで、
自分の体にダメージを与えて来たのか、と。
あれから1ヶ月経ついまも、
とても良い状態が続いている。
どうやら髪が
いい感じの油分(馬油のような)で
コーティングされているようで、
つやがあり静電気も起きない。
もちろんニオイもない(第三者確認済み)。
なんだか体がすっきりして
ものすごく「普通」になれたという実感がある。
石けんで洗わなきゃ、って中毒性から解放されたかんじ。
麻薬中毒から抜けた人ってこんなかんじかもしれない。
何度も言いますが、
水で洗っていれば全然臭くもならないのだ。
たまに電車に乗ると、
歯磨き粉と、洗顔料と、シャンプーを一切使わない人って
この車両の中で僕だけだろうなー、と
最近よく思って、そうか、「普通じゃない」のかと気づく。
でも人類数万年のうち、
歯磨き粉と、洗顔料と、シャンプーが「普通」に
なったのって、ここ50年だぜ、と
長い目で見ればオレが「普通」なんだぜ、
と「普通」で勝負する気もない。
「普通」って何なんだろうとつくづく思う。
自分が実感する「普通」と
世の中の「普通」が
ことごとく反対方向。
そのことが体で分かったのでした。
今とても快適。
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みなさん顔を洗うときは
どんな洗顔料をお使いでしょうか。
中学生のころから
ニキビ&皮脂が増え始めて、
顔を洗うときは洗顔用のせっけん、
つまり洗顔料を使ってきました。
これは僕だけじゃなく、
多くの人がそうでしょう。
しかし自分の場合、朝洗って皮脂をおとしても、
昼ごろにはまたすぐ脂っぽくなって、
そのせいかよくニキビができていました。
中学生か!という勢いです。
そういうときに
洗顔料が安物だからいけないんじゃないか、
ということで、
いい値段するスクラブ入りのやつを
買うようになります。
それなりに効果があって、
ニキビも減り、いい感じなんですが、
歯磨き粉とおんなじで、
使わない日があると
とたんにまたニキビ&皮脂に
なってしまう。
いい値段するスクラブ入りのやつ、
高いから、海外行ったときに
免税店で買いだめしたり
してたんですが、
何かちがうんじゃないか、
江戸時代の人は
高級洗顔料で顔洗わないから
みんなニキビ面だったのか?
という疑問がわき。
歯磨き粉の教訓から、
水で顔を洗って、
タオルでごしごし、
にしてみました。
あれから三ヶ月。
みごとにニキビはできなくなり、
皮脂のギトギトした感じも
どこかに消えてしまった。
人体の不思議。
そしてやめてみるプロジェクトは
残されたさいごの本丸へと突入していくのでありました。
つづく
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